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続・医師の働き方改革(2)

ある事務長さんの悩み

「ドクターはほんと勤怠手続きをしてくれない。非接触式ICカード認証型打刻機器を設置していても、それでも打刻してくれない。いったいどのように勤怠管理をすべきなのか……」

自動打刻システムも登場!

 医師がタイムカード等を打刻してくれないのは「病院あるある」の一つですが、基本的には管理分門が根気よく説得していくしかありません。

 ある急性期病院(374床)では、タイムレコーダーの設置場所を医師の意見を反映させて柔軟に対応し、医師が打刻しやすい環境を整備。診療科ごとの打刻率を毎月開示し、医局会など各会議で打刻を呼び掛けました。こうして診療科別の打刻率や他職種の打刻率を見ることで、医師自身にも打刻をする意識が芽生え、医師の打刻率が90%まで向上したといいます。

 別の急性期病院(300床)では、タイムカード(出退勤状況を把握)と日報(自己研鑽、就寝等を把握)に加えて、2020年3月から当直中の医師の実労働時間を把握するため、位置情報を特定する機能「Beacon」(ビーコン)を活用した勤怠管理システムを導入。当直医用にスマートフォンを貸与し、Beaconを病棟や外来など院内各所に設置し、各エリアを通過する際に自動的に滞在時間が記録され、合算することで1日の総労働時間を把握できる仕組みにしています。

 Beaconを活用した勤怠管理システムで近年急速に普及しているのが病院アプリ「Dr.JOY」です。医師が通過するだけで自動打刻が可能な病院に特化した勤怠管理システムで、出退勤時刻から院内の滞在場所・時刻まで詳細に把握できるほか、院内連携などさまざまな機能を持ち、大学病院や公立病院を中心に急速に普及しています。

 ちなみに千葉県内の病院でも、診療科を限定した一部導入を含めて、大学病院や公立・公的病院を中心に約2割の病院が「Dr.JOY」を導入しているようですね。

カテゴリー: 医療

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