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看護管理者のマネジメント(5)

after・withコロナ――

ある看護部長さんの悩み

「能力の差で不公平感が出ないような業務分担やチーム編成はどのようにしたらよいか。スタッフへの働きかけやうまい声掛けがあれば……」

 チームで働く看護職場では、自分の仕事が終わっていても、後輩やほかのスタッフの仕事が終わっていなければ手伝うのが当たり前という話はよく聞きます。それがだらだら残業や付き合い残業でない限りは、お互いをサポートし合うことで無駄な残業を削減しているという事例は数多くあります。声を掛け合い、仕事が終わった人から手伝う「お互い様」の風土……。

例えば、ムダに残業のない職場の風景はこんな感じです。

「早く帰りましょう!」がスタッフ間の日頃の掛け声。

 定時近くになると、受け持ちに関係なくスタッフみんなで処置を手伝います。処置が残っているスタッフがいると、先輩が「残っている処置はない?」と声を掛けて、後輩を手伝います。後輩もほかのスタッフの残っている処置や物品の片付けなどできることを手伝います。

 急な入院があれば手の空いているスタッフ全員で関わり、重症度が高い受け持ち患者がいるスタッフは体位交換やおむつ交換には入らず、記録業務を終えることを優先できるように声を掛けてサポートします――。

カテゴリー: 医療

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