久しぶりの遠征、対面講演はやりがい10倍UP――。
去る7月10日(土曜)、兵庫県看護協会西播支部の会員会にお招きいただき、姫路市商工会議所において、「働き方改革をどう進めていくか、afterコロナを見据えて」というテーマで特別講演をさせていただきました。
コロナ禍での講演・講義はほとんどがオンラインだったので、看護管理者の方々を前にしての久しぶりの対面講演はやはりテンションが上がります。「対面」の良さはなんといっても参加者の〝反応〟がリアルに感じ取れるところです。どんな話に関心を示すのか、どのポイントでメモを取るのか、「そろそろ飽きてきたのか」など、観察ができるところですね。もちろん時間に余裕があればその場での質疑応答も有意義ですね。
私の講演・講義では、「事例」を多く取り上げて、法律の話もできるだけわかりやすく伝えることを常々心がけています(看護職を対象とした講演はとくに)。
今回、私の持ち時間は60分の予定でしたが、支部の方々が前倒しで進行していただいたおかげで開始は10分早まり、お尻は5分少々オーバーしたため、結果、約75分の講演となりました。予定の60分の講演時間を考えればパワーポイントなど作成した資料の数は「やや多め」。ただ、限られた時間で、参加者にできるだけ多くの情報を提供するため、口頭では要点を解説し、詳細は各施設に持ち帰って検討材料として使っていただく。質問・相談は当事務所のホームページから問い合わせいただく流れを講演の最初と最後でアナウンスさせていただきました。
結果的に、少々欲張りすぎたかな。情報過多だったかなと、参加者にとっては消化不良気味だったかもしれません。その場で、一つひとつの補足資料も含めて、もう少し解説したほうがよかったかな……と、毎度のことながら反省点は必ず出てきます。
ですので、この後すぐ、講演で使用した主な資料と解説は当ブログでアップしておきます。
ところで、西播支部は姫路市を中心とした県西側地域を指し、兵庫県看護協会の9支部のうち2番目の規模とのことです。圏内に大学病院はなく、国立病院機構や日赤病院など公的な大病院はあるものの、中小規模の民間病院が多くを占めています。千葉県も東京寄りの北西部を除けば似たような環境にあります。
大学病院や公的な大病院と、「ローカルな民間病院」とでは職場風土も人事マネジメントもまったくと言っていいほど異なります。ここが医療機関の、看護部の労務マネジメントの難しいところでもあり、医療労務コンサルタントの力量が試されるところでもあります。
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